こんにちは、最近は自称アドテクおじさんと言うことも少なくなったhiraiva(執行役員CTO平岩)です。
2016年4月に Opt Technologies は発足し、おかげさまで4年目を終えることができました。
- 組織としての基盤創りをした1年目
- それの改善に取り組んだ2年目
- より具体的な課題やビジネスに取り組み、組織としてのネクストフェーズの準備期間となった3年目
今年はロゴもサイトも変わって、Opt Technologies シーズン2な感じで、走り抜けてきた感じがします。開発部署も事業別に分割し、マネージャー陣の育成や各事業へのフォーカスを強めて行きました。 昨年 と同様に振り返ってみたいと思います。
なお、この記事は Opt Technologies Advent Calendar 2019 のラスト25日目です。
2019年にやったこと
外向け活動
広報やイベントなど、外に向けて発信している活動をまとめました。
Opt Technologies リブランディング
リブランディングプロジェクトとして、ロゴや サイト の一新を行いました。
私の執行役員就任もあり、Opt Technologies を社会に対して本質的に価値提供できる組織に変えていく思いを込めてやっています。デジタルシフトのくだりとか伝わるかなあと不安はあるんですが、まだ出来てないところも多いけれど、見上げながら走りたいんですよね。
実は年明けくらいには話が出ていたんですが、なんだかんだ秋くらいまでかかっちゃったねー。
以下のエンジニア向けイベントの刷新も、リブランディングと連動する動きのつもりでした。
エンジニア向けイベント
去年の振り返りで言っていた、 市ヶ谷Geek★Night を終了し、ガラッと変えることやりました。
定期イベントとしては4種類で、それぞれのチームで運営をする形になりました。各チーム楽しそうにやってるし、パラで進められるようになったし良かったと思います。
一部のイベントレポートは↓
イベントレポート「俺得フロントエンド (2) LT会」を開催しました - Opt Technologies Magazine
イベントレポート「Fun Fun Functional (1) 関数型言語初心者向けLightning Talks!!」 - Opt Technologies Magazine
タガヤス
タガヤスも継続しています。運営企業が1社増えたほか、認知もされてきて他コミュニティとの連携や交流もあるみたいです。安定感。
その他のイベント
kmizu さんこと水島さんの入社はこの領域においては大きく、 RegexFesta などオプト主催のイベントに幅が出たほか、会場提供という形で積極的にオプトカフェ(弊社の食堂兼イベントスペース)を活用して色々やってもらってます。
オプトカフェは、オプトの人が誰か立ち会えれば非営利に限り気軽に会場をお貸しできますのでぜひ。最近、リニューアルしたみたいです。椅子がオシャレになった。
Tech Magazine
- 2018年 18記事
- 2019年 16記事(この記事含む)
投稿数はさらに減っちゃいました。今年の夏頃から「プロダクト広報」というポジションを設けて、推進してもらってはいるので、記事数という意味だと2020年は復調するでしょう。
エンジニア陣の負担にならない程度に、より技術っぽい記事も増やしたいなあ。
カンファレンス等スポンサー
今年もいくつかカンファレンス等のスポンサーをさせていただくことができました。
ScalaMatsuri 2019|日本最大級の Scala のカンファレンス
初めての将軍スポンサーさせていただきました。
今年もスポンサーさせていただきました。
ICPC 2019 Asia Yokohama Regional
去年に引き続き、今年もスポンサーさせていただきました。意外と新卒エンジニアの方で、ICPCで見ましたという人がいるんですよね。
以下、その他にスポンサーさせていただいたカンファレンス。
内向け活動
Opt Technologies として、社内で取り組んでいることなど。
お仕事2019
昨年の振り返りでも触れていたんですが、1月より東京と仙台の2部署であった開発部署を分割し、東京4部・仙台1部という5部体制になりました。
各開発部は担当するプロダクト等のジャンル等で分かれています。1月から部長が3人増えてマネジメント体制としては厚くなったと思う。
自称アドテクおじさん執行役員になる
私は4月よりOpt Technologies管掌としてオプトの執行役員になりました。
執行役員が一気に6人増える という体制変更で、役員レイヤーのコミュケーションやマネジメントも手探りではあった4月以降だったなと思っています。
私の部門的には、組織的には1月に開発部署の変更をしていたので、4月のタイミングで変わったことは少なかったですが、執行役員になって見えるものは確実に変わってきているとは思う。
おそらくオプト史上初の技術部門からの執行役員だと思うので、就任直後は技術経営をやらなきゃ!みたいな気持ちになっていました。そういう要素は少なからずあるにせよ、今は数字と睨めっこするよりも、より多くのプロダクト、より多くの研究を推進しなければ、という気持ちになっています。
イルグルム社との取り組みについて
こちらのリリース にある通り、ADPLANはイルグルム社への事業譲渡を検討しています。
オプトとしてもさらに前に進むためにやっていることですが、Opt Technologies の始まりとしてはADPLANリニューアルのために組成された部分があるので、ちょっと感慨深い部分はあります。
もちろん、Opt Technologies が無くなったり縮小する訳では決してなくて、次のミッションにフォーカスするための判断です。先陣切って対応してくれている野口さんありがとう。
評価基準や評価方法の改善
継続して皆で議論して修正していくプロセスでやっています。今年は、私以外にこのオーナーを持ってもらえて、私の負荷は下がってありがたかった。野坂さん貴田さんありがとう。
ただ、相変わらず評価プロセスそのもの負荷の高さはある、けど新しいマネージャーを増やしていく上で、避けて通れないような気持ちになっています。なんだかんだで楽しいしね。
社内勉強会
昨年同様に隔週で何でもありでマイペースに続けられていると思います。新卒にとっても気軽に発表できる場になっていると思う。
今年は合同社内勉強会もやりました。一緒にやりたい会社さんいらっしゃいましたら是非。
Opt Group Tech Day
オプトグループ全体のエンジニア向けクローズド交流イベントとして今年も開催。
内容は公開してませんが、 SO Technologies の立ち上げによって、グループ会社内にもエンジニアが大きく増える動きがあったので、例年より参加者がどっと増えました。
もっとカジュアルに回数増やしていった方がシナジー出る気もするので思案中。
社内ハッカソンや開発合宿
今年も社内ISUCONは開催。今回は私は主催側に回りました。そこそこ準備大変だった。(Scalaの参照実装が間に合わないなどの弊害も出た)
参加者のレベルは確実に上がっている感じある。うちは各プロダクトのサイズ的に、一人のエンジニアがインフラもアプリもやらなきゃいけないことも多いので、ISUCONは訓練として合っている感じがしてます。
開発合宿は今年もあって楽しかったんですが、レポートの掲載が来年になる予定。新卒もたくさん参加してくれた。個人的には運営を他の人にお任せできて、とてもありがたかった。伊藤さんありがとう。
海外研修
去年の開発合宿 の優勝賞品ということで、 Google I/O 2019 に行ってきました。優勝チームを中心に運よくチケットが当選した人たちと、私も引率係で行かせてもらいました。
初のカリフォルニアでとても楽しかったし、刺激もたくさん受けました。英語できないとなーという気持ちに改めてなった。
新卒エンジニア向け研修
今年はセプテーニ・オリジナルさんのご協力も借りて、去年よりもボリュームアップして実施しました。
来年は新卒エンジニアの数もさらに増えるので、水島さんを中心にさらにブラッシュアップして実施する予定です。
Hackers' Guild
社内の業務環境などの改善を目指すタスクフォース的な集まりで、定常的に取り組むものはあまりないんですが、たまに出るんですよね。ピアボーナスとか。
採用活動
選択と集中により中途よりも新卒にリソースを割いた年でした。
去年のJavaScriptインターン みたいなことはやらなかったんですが、2020新卒に関してはさらに承諾者の人数も増え、成功だったんじゃないかなと思います。
中途はある程度データサイエンス系に絞って こんなイベント もやりましたが苦戦中。もっと学会や研究会とかにも出て行きたい。
新卒インターン
今年もやりました。変わらず実業務にjoinしてもらう形です。マイペースに続けていくならいいかなあ。
2020年に向けて
研修や育成
非エンジニア向け育成は私自身は関わっているんですが、今年はまだやりきれず… もっと先手を読んで動くべきではあった。水島さんにも協力してもらって、来年しっかりとしたものを始動させます。
エンジニアに限らず、オプトに居ると他所に居るより早く成長できる、という会社にしていきたいですね。
研究開発
AI系の研究開発は実はCTO直下です。
今年は色々取り組めて良かったんですが、まだ手数も深さ足りないので、社内外含めて連携して、来年は成果っぽい成果が出したい。外での発表ももっとやりたい。
大きな絵を描いて次のステージへ
まだハッキリとしたことは言えませんが、オプトが本質的な意味でのテックカンパニーっぽい何かになれるようなプロダクトを作りたい。各職種の今のオプトの良いところは残しながら、プロダクトチームがオプトの事業へ直接的に貢献できるようにしていきたい。
最後に
今年は本当に大きな成果を出すための体制作りを行って一歩踏み出した、という一年だった気がします。
来年、再来年あたりが勝負所なのかもしれない。気が抜けないですね。
今年もありがとうございました。それでは良いお年を!