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マネージャーと新卒が対談してみました

あいさつ

こんにちは。Tech Magazine チームの牧野です。データテクノロジー開発部に所属で ONE's Data というプロダクトの開発に携わっています。 今回はマネージャーと新卒入社の対談ということでデータテクノロジー開発部部長の野口と 2021 年新卒入社の牧野が下記テーマで対談しました。

働き方について

フルリモートとオフライン実際どちらがよかったか

野口) フルリモート、オフラインのどちらにも良し悪しがあるからどちらがいいか決め切るのは難しい話題ですよね。

牧野) 僕はフルリモートワークがメインになってから入社しているので、オフラインで働いているイメージがわからないんですよね。 もしよければオフライン出社していた時の話を聞いてもいいですか?

野口) そうですね。オンラインだと一体感が無くなる等言われていたりするが、オフラインの時に一体感というものがあったかと言われると正直よくわからないです。 実際会社にいてもほとんど会話しないで黙々作業をして帰るみたいなことはよくありました。物理的に顔を合わせることが一体感というのであれば、そうかもしれないですが。

牧野) 顔を合わせなくなることのデメリットってあったりしましたか?

野口) 顔を合わせないことでのデメリットは今のところ推し量れていません。強いて言えば、雑談が生まれづらくなったぐらいですかね。ただそのこと自体が成果にどのように結びついているのかわかっていません。出社時もほとんどはパソコンの画面と向き合っていたので個人的には今とそんなに変わらないかなと思っています。

野口) ただ、オンラインでのランチや飲み会を繰り返してわかったこととして、オンラインではどうしたってレイテンシーが発生するために、会話のリズムが掴みづらかったり同時に会話できなかったりというのが壁になるというのを感じています。なのでランチや飲み会は顔を合わせてやる方が余計な違和感もなく快適に楽しめると思っています。

牧野) なるほど。僕はオンライン飲み会が好きではないのですが、今おっしゃっていた違和感がそうさせているのかもしれません。

牧野) 仕事の方に話を戻すと、今だとチームの人と顔を合わせて仕事をすることの方が僕は少ないので、顔を合わせていた方が仕事をしやすいのかなとか思ったりしましたが、言われてみると会社にいてもパソコンの画面とほとんど向き合ってるのでそういった意味では顔を合わせないことでのデメリットみたいな部分があまりないのかもしれないなって思いました。

野口) オフラインの場合、ミーティングをするために会議室を確保して移動する必要がありましたが、オンライン中心だと meet を開くだけでいいので、部屋を確保したり移動したりといった手間はなくなりました。副次的な効果として、部屋ごとの椅子の微調整作業からも解放されました(笑)

牧野) 家だと自分用に最適化されていますもんね(笑) 確かに今でも出社している時は会議室を確保していますが、なかなか取れないときもあって大変だったりするので、コロナ前のオフラインがメインの時に部屋の確保が大変なのは想像できますね。 僕もミーティングが多い日は自宅で作業するようにしています。

野口さん個人としてはフルリモートかオフラインどちらの方が良かったりしますか?

野口) 個人的にはフルリモートの方が快適です。 作業効率が良いのはもちろん、環境も自分に最適化できるので良かったりします。椅子の微調整作業も要らないし。 例えば、暖房の温度とかだと最適な気温って人によって異なるじゃないですか。 この辺り含め、リモートワーク用に部屋を完備しているので単純に作業効率が良いのは家ですね。 部屋がリモートワーク用になっているかどうかは人によって変わる部分であり、一概に全員がなっているわけではないと思うので、人によっては会社の方が環境が整っていることはあると思います。 個人的に顔を合わせたりして話しながら作業したりするのはオフラインの魅力だと感じているので、基本はリモートワークでたまに出社するのはバランスがいいなと思っています。

牧野) 僕は(弊社)エンジニア職の中では結構出社する方だと思っているんですが、作業が一段楽した時に誰かと会話できたりするのが軽い息抜きにもなるので、出社して作業するのも悪くないかなと思っています。

マネージャー視点のリモートワーク

牧野) マネージャーの視点から見て、マネジメントの観点でフルリモートかオフラインでの違いってどうなんですか?

野口) 一般的によく聞く課題としては、リモートだと各自の仕事の進捗が見えづらいみたいな悩みは聞いたりしますね。 その気持ちはわからなくもないと思ったのですが、出社していた時のことを思い返してみると、そんなことを気にしていなかったし、オプト自体がコロナ前から週一回はフルリモートを許可していたり、出社時間もバラバラだったので、先程の課題はオプトにはあまり当てはまらないし、一般論としてもリモートワークが直接的な原因ではないと思っています。

牧野) オフラインでも常に見張っていたりするわけじゃなさそうですもんね。想像ですが。 各メンバーを完全監視するみたいな話も世間ではあるとかないとか。

野口)そうですね。各自の仕事ぶりを詳細に監視したところで、監視するのが得意な人が生まれるだけなのかなと思っています。ある会社で管理・監視のスキルを突き詰めたところで、その人のキャリアにプラスになるとも思えないので、監視をすることで成果を最大化しようという試みは誰も幸せにならないと思いますね。

牧野) そうですね。想像にはなりますが、監視はされる側もする側も大変だし、気分も良くない気がしますね。

野口) そうですね。誰もがオンライン・オフラインに関わらず本質的な仕事をやっているような会社であればいいなと思っています。

キャリアについて

人生どうしたいか

牧野) リモートワークの話は一旦ここまでにして、次にキャリアについて相談できたらなと思います。 僕はよくある人生どうしたいかという問いかけに対して将来を想像してみると、未来に対して漠然とした不安だけあるけど、特に思い描けてないのが現状ですね・・・。

野口) なるほど、僕がこれから話すことはとても個人的な意見だし、人生 100 年時代というちょっとスケールの大きな時間軸を見据えた話になります。 まず僕が 20 代の時なんて何も不安にも思っていなかったし、将来のことを考えるということすらしていなかったです。ただ、社会人 2 年目くらいでリーマンショックを経験しましたが、あれはさすがに資本主義が崩壊するかと思うくらい震えました。

牧野) いつから将来について考えるようになりましたか?

野口) 正直 30 過ぎてから将来を真面目に考え始めたかもしれないですね。 新卒 1、2 年目で将来のことを深く考えている人は、単純に凄いと思う一方で何をそんなに急いでいるのかなと思うときはあります。

野口) 僕の場合、20 代のころはその日その日にやれるだけのことをやるというのが精一杯でした。 社会人をやっていると、よくキャリア形成について聞いたり聞かれたりすると思いますが、仕事上のキャリア形成は割とどうにかなると思ってます。

牧野) どうにかなるとは、どんなイメージですか?

野口) どの会社に所属するかというのがキャリア形成の大半を占めていると思っていて、その後は成り行きというか、何かが秀でている人は自ずと抜擢されて、流れに乗ってそれなりのキャリアを形成していくというイメージです。

牧野) 僕はオプトが一社目なので他社のことはあまり分かりませんが、オプトは営業やコンサル、PM など、職種がたくさんあるので、それっぽいキャリアをエンジニア職に閉じないで描いていけるといいなと思いました。

野口) 人生 100 年時代という前提で考えると、仕事上のキャリア形成より大事なことは他にあるというのが個人的な思いですね。例えば 65 歳くらいでほとんどの人は仕事を引退すると思うのですが、その後の数十年をどう過ごすかで人生の満足度が変わってくるのかなって漠然と思っているんですよね。

牧野) 確かに老後 2000 万円問題とかもありますもんね。 100 歳まで生きるとしたら 35 年くらいは仕事ではない部分で生きていくことになりますもんね。 そう思うと仕事上のキャリアを考えることと同じくらい、老後のことを考えておくことも大切な気がしました。

野口) 仮に 25 歳から 65 歳くらいを仕事の期間として、その後 100 歳までを老後の期間とすると、前者は 40 年、後者は 35 年なので、老後の期間というのは仕事の期間に相当するくらい長いものになる可能性があるわけですよね。 だからこそ仕事だけでなく人生全体を通じた設計というか形成を考えていかないといけない時代になっていると感じています。

マネージャーになってどうか

牧野) マネージャーになって何か変わった部分ってありますか?

野口) いろいろ変わりましたね。特に感じたのはメンバーとの違いですね。 メンバーの時よりも組織の求めていることは何か?みたいなことを考えることが多くなりましたね。 正解がわからない中で意思決定をすることが多くなるので、正直結構怖いです。 やったことや決断したことが間違ったりすると後から言われることもありますしね。

牧野)マネージャーって何となく大変そうなイメージはありますが、そういった苦悩もあるんですね。 マネージャーをやることを勧めたりするものですか?どんな人にやってほしいとか。

野口) どんな人がマネージャーに向いているのかはやってみないとわからない。の一言に尽きますね。 やりたいって人をあまり知らないので、組織側都合で任命されていることが多いとは思います。 現実的な側面として、どうしたって人との関わりが増えることになるので、対人関係の構築が得意じゃない人はあまり向いていないかもしれません。 色々な方向から色々な意見が飛んできてそれを受け止めないといけないので。(笑)

牧野) まさに中間管理職って感じですね。(笑)

野口) そうですね。こういった部分はマネージャーだからこその苦労でもあると思いますが、それと同時に成長も感じています。特定のスキルが上がるというよりかは、社会人としての総合力が鍛えられているというイメージです。 どちらかというとマネージャーは指示する側なので、自分が動かないと仕事が生まれなかったりします。また、仕事を適切に分散して、チームのパフォーマンス量を最大限に上げるなどもマネージャーが苦心するところだと思います。何のために誰が何をやるか、そしてどのような価値を提供するか、それらをテンポ良く意思決定していくように心がけています。

適正があるかはやってみないとわかりませんが、極端に若いうちにやる必要はないと個人的には思っています。 若いうちは自分がやりたいことを突き詰めたり、スキルを磨いてみたりなどの自分のために時間を使っていくことが個人の戦略としてはベストなんじゃないかなと思います。一方で、組織の一員であるからには組織の要請に沿った上で自分がやりたいことを見つけていく努力も必要だと思います。

牧野) ただやりたいことだけ言っているのは確かにわがままになりますもんね。意識してみます。

野口) どんな立場であれ、日々できることを精一杯やっていく中で会社にも貢献することが大事なんじゃないかと思っています。

牧野) ありがとうございます!

まとめ

部長の野口さんと 21 年新卒入社の牧野の対談(?)でした。 対談というよりは牧野が人生の道標を何となく話を聞いて学ぶという時間だったように今振り返ると思います。僕にとっていい上司です。

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