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社内のエンジニアにお気に入りのガジェットについてアンケートとってみた

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弊社エンジニアがおすすめするガジェットを紹介します。

あいさつ

こんにちは!三度の飯よりしゃちが好き、Tech Magazine チームの @shachitaku です。業務では主に TypeScript や Golang を触っています。 この度は弊社エンジニアを対象に「お気に入りのガジェット」についてアンケートを行いましたので、頂いた回答をご紹介していきたいと思います。

概要

実施期間: 2022 年 10 月 17 日(月)~10 月 28 日(金)

今回のテーマは「お気に入りのガジェット」。 一般的にガジェットとは比較的サイズの小さな電子機器全般のことを指しますが、今回のアンケートではそのような制限は設けておりません。 ただし、実際に購入して使用したことがある製品に限らせていただきました。

コロナ禍に突入して在宅ワークが増えた分、相棒となるガジェットにも変化がありそうですね。 それでは結果を見ていきましょう。

アンケート結果

アンケート結果は日常編と仕事編に分けてご紹介します。若干かぶる部分もございますが、ご容赦いただければ幸いです。なお、表記している価格は筆者調べです(2022 年 11 月時点)。

日常編

QUADERNO(クアデルノ)

引用:公式サイト 価格: A5 サイズ 49,800 円 A4 サイズ 69,800 円

クアデルノは富士通クライアントコンピューティングから発売されているタブレットです。タブレットよりも「電子ペーパー」という表現がぴったりな製品です。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • 白紙のデジタルノートやダウンロードした PDF に手書きで編集し保存できる
  • よく比較されるタブレットの代表、 iPad などよりも軽く、機能が少ないためタスクに集中できる
  • E-ink ディスプレイが採用されているため目に優しい

メモ利用がメインのタブレットを求めている方には是非おすすめしたいガジェットです!

Huawei Eyewear

引用:公式サイト 価格:32,780 円

Huawei Eyewear はメガネにオーディオデバイスを搭載したガジェットです。デザインもごく普通のメガネと謙遜ないところがポイント高いです。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • 音質が想像より良く、イアホンやヘッドホンから解放される
  • 実店舗でレンズに度数を入れることも可能な数少ないオーディオグラス
  • 音楽を流していても周囲の音が聞こえ安全

唯一の欠点として、メガネなのに充電をしないといけない点が玉に瑕ですが、その点を踏まえても十分おすすめできるガジェットです。

Fitbit Charge 5

引用:公式サイト 価格:19,800 円

Fitbit から健康管理トラッカーのおすすめが 2 件ありました。Apple Watch のようなスマートウォッチとしての機能は少ない印象ですが、健康管理の機能は充実しておりバッテリー持続時間も長いため、日常的に自身の状態をモニターすることが目的の方には合っている商品と言えます。

まずご紹介するのは Fitbit Charge 5 です。前モデルに比べて皮膚電位活動(EDA)センサー・心電(ECG)センサーが追加されたこと、カラーディスプレイになったこと、本体が 10%ほど薄くなったことなどが主な違いです。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • スマホの通知を受け取ることができる
  • 定期アラームの設定ができるので MTG に遅れずに済む
  • Apple Watch に比べて小さいので邪魔になりにくい
  • Suica に対応している

1 つ惜しい点として、 Pixel Watch のように Google Pay が利用できないことを挙げていました。 Fitbit が去年 Google によって買収されたニュースはまだ耳に新しいですが、今後 Google 系サービスや Android スマホとの連携がどうなっていくのか楽しみですね。

Fitbit Inspire 3

引用:公式サイト 価格:12,800 円

続いて紹介するのは Fitbit Inspire 3 です。Charge 5 に比べ電子決済機能、EDA・ECG センサーによるストレス管理や皮膚温管理がなかったり、GPS 非搭載と機能は少なくなりますが、その分価格が抑えられいて、バッテリー持続時間がより長いのが特徴です。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • スマートウォッチとしては良心的な価格
  • 心拍数、血中酸素濃度、睡眠検出、運動検出など、基本的な機能は一通り揃っている
    • Fitbit アプリと連携すれば、手動の入力にはなるが、水分摂取量・カロリー摂取量・体重なども管理できる
  • バッテリーの持ちが良く1週間ほど持つ

惜しい点としては、画面が小さく通知が読みづらい時があることや、長時間着用すると腕が蒸れることなどを挙げていました。 搭載するものを代表機能に絞りこみ価格を抑えた、ビギナー向けのトラッカーと言えるでしょう。

Anker Eufy RoboVac X8 Hybrid

引用:公式サイト 価格:59,800 円

名前にハイブリッドとあるように、Eufy RoboVac X8 Hybrid は吸引と水拭き両方に対応している機種です。 前モデルである L70 Hybrid に比べ、タービンが 2 つに増え吸引力が増強されており、内蔵センサーによる AI マッピング機能も改善されています。「カーペットの上まで綺麗にしたい」と掃除にこだわる方には刺さる製品ではないでしょうか?

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • 吸引だけでなく水拭き機能もあるため、床がさらに綺麗になる
  • アプリから時間や掃除範囲など細かく設定できるので複数の部屋を定期的に掃除するのが非常に捗る
    • 水拭き・侵入禁止エリアや掃除強化エリアを指定することも可能

保持可能なマップ数が 5 個あり、超えられない段差や複数フロアある場合にも対応できるのも強みですね。 Eufy Rubovac には用途に応じて様々な製品があるので、自分に合った機種を選べるのも嬉しいポイントです。 例えば、充電ステーションにゴミ収集機能が欲しいなら Eufy RoboVac L35 Hybrid+ を検討して見るべきでしょう。

Shokz Aeropex

引用:公式サイト 価格:19,988 円(販売終了)

骨伝導イヤホンと言えば、まず Shokz を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 骨伝導技術の開発歴史は長く 300 近くの特許も取得しており、他の追随を許さないリーディングカンパニーです。 製品ラインアップは Aeropex のようにスポーツに重きを置いたものが多いですが、最近はリモートワークに合わせたビジネスモデルの OpenComm シリーズも出しています。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • スポーツをしながら使いやすい
    • 耳を塞がないため周囲の音を聞きながら使える
    • 防水性能が優れており汗や雨で故障する心配がない(IP67 規格: 塵埃の侵入がない・水深 1m で 30 分間浸漬しても影響がない)
    • 全体的にレベルが高い(音質・音漏れ・装着感・操作感)
  • Shokz 製品は Amazon のセール対象になることが多い

個人的にはスポーツモデルにも関わらず、ノイズキャンセル機能付きのマイクがついているのも利点ですね。 先ほど挙げたビジネスモデルに性能は敵わないでしょうが、静かな部屋でオンライン会議に参加する分には十分使えそうです。 ただし、Aeropex の販売はすでに終了しているため、購入を考えるなら後継機である OpenRun シリーズと比べるべきでしょう。

スマートリモコン + スマートスピーカー

スマートリモコンは既存の家電をスマート化できるガジェットです。テレビやエアコンなどに使うリモコンは赤外線を発することで遠隔での操作を可能にしていますが、スマートリモコンはその赤外線を登録し、スマートフォンのアプリやスマートスピーカーの音声認識から指示があった時に発信するようにしています。最近では赤外線のみにならず Bluetooth に対応したものも出ているようです。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • 外出時や就寝時に声で照明やテレビ・エアコンの ON/OFF が一度にできる
  • 部屋の温度・湿度などを教えてもらえる

実は私も一度スマートリモコンを導入したことがあるのですが、1 階のリモコンからではロフトにある家電に届かなかったり、テレビとして登録できるものは 1 台のみだったり、家電によってはリモコン登録時に登録されないボタンがあったりと、制限があるようにも感じました。事前にできることと、できないことを調べてから自分の部屋に合ったものを選ぶべきでしょう。

仕事編

Magic Tray Palm

引用:公式サイト 価格:本体 7,700 円 アタッチメントを含めると 8,800 円

Apple 製品である Magic Trackpad を持っていたら欲しくなるガジェット、 Magic Tray Palm です。 Magic Trackpad を製品中央にあるくぼみにはめ込むことで、あっという間にパームレストとして使えます。 別売であるパームリジェクションアタッチメントを買うことで Trackpad の感知範囲を調整できるためタイピング中に誤操作でカーソルが動いてしまう心配もありません。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • MacBook と同じ感覚で Magic Trackpad を使うことができる
  • HHKB とほぼ同じ横幅なため、愛用者には嬉しい
  • Magic Trackpad 2, Magic Trackpad 3 に対応するよう調整可

個人的にトラックパッドはマウスより優しい指使いで操作ができるので負担が少ない気がします。 回答者によると 2 年前に比べ在庫が少なくなっているらしいので入手はお早めに。

HHKB Professional JP Type-S / HHKB Professional2 Type-S

引用:公式サイト(画像は Professional2) 価格:販売終了

エンジニアに欠かせないものといえばキーボードですよね。 弊社には最高級キーボードとして名高い PFU の HHKB (Happy Hacking Keyboard)を愛用している方が前から一定数います。 HHKB は異なる特徴を持つシリーズを何種類か展開していますが、今回声が上がったのは Type-S シリーズのモデル達でした。

Type-S は高速タイピング性(Speedy)と静粛性(Silent)に特化したラインナップで、 Professional JP は日本語配列、Professional2 は英語配列のモデルです。

✔︎ 回答者達のおすすめポイント

  • 打鍵音が静か
  • コンパクトなので狭いデスクでも使いやすい・持ち運びやすい
  • 4 年間使っても動作不良が一切なく、刻印も剥げていない
  • キーの数が Mac に近い(日本語表記)

ただ型落ちのモデルなので、これから買う人は HHKB Hybrid Type-S の方が無線接続もできて高機能です。

FILCO Majestouch MINILA-R Convertible

引用:公式サイト 価格:17,380 円

続いて紹介するキーボードは FILCO から出ている MINILA シリーズの最新モデルである Majestouch MINILA-R Convertible です。 小型のメカニカルキーボードであるという点では先ほど紹介した HHKB と一緒ですが、MINILA シリーズにはスペースバーを挟むように 2 つ Fn キーがあり、Fn キーを押しながら周囲のキーを押すことによって複雑な操作をより少ない動きで可能にしています。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • ホームポジションを維持しながら全てが完結する
    • コンパクトなサイズのため、手の動作が少ない
    • 親指の位置にある Fn キーで様々な操作が可能
  • 従来のモデルからキー配列が改善され標準的なフルキーボードのレイアウトに近付いた

回答者は HHKB シリーズを過去に使用したことがありますが、MINILA シリーズのアイデンティティであるダブル Fn キーが更なる満足度に繋がっているようです。 キー配置に慣れるまでに少し時間はかかるでしょうが、マスターすれば最強になれそうで夢があるキーボードですね!

Contessa Ⅱ (コンテッサ セコンダ)

引用:公式サイト 価格:20 万円~

コンテッサセコンダはオカムラ(岡村製作所)から発売されている高級メッシュチェアです。 オカムラが培ってきた日本人の体型にあった座り心地の良さと、海外デザイナーとのコラボによる上質なデザインを兼ね揃えています。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • なんと言っても座り心地がいい
  • 手元の調整レバーで座ったまま座高やリクライニングなどの調整ができる
  • 後傾姿勢なので仕事以外の場面でも使いやすい

家で働く機会が多い方にとっては、肩こりや腰痛で後々悩まされないためにも投資する価値がありそうですね。 調整できる項目が豊富なことと、かがむ必要なくそれらを手元で行えることは魅力的です。

ロジクール M570 ワイヤレス トラックボールマウス

引用:公式サイト 価格:販売終了

カーソルをトラックボールで操作するという特徴で、他のマウスとは一線を画すトラックボールマウスが挙げられていました。 操作感が大きく異なるので筆者は最初見たとき上手く使えるか心配になりましたが、回答者曰く 1 日で慣れるとのことです。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • トラックボールでカーソルを操作することにより物理的制約がなくなる
  • マウスパッドが不必要になり、腕が疲れにくい
  • 進む・戻るボタンでブラウジングが快適にできる
  • 電池式だが電池 1 本でかなり持つので充電する必要がなくなる

後続機である ERGO M575 が 2020 年から発売されているので、今後はそちらを選ぶのが良さそうですね。 なお、他の製品ではトラックボールが人差し指の位置にあったり、手のひら全体で操作するものもあり、自分にあったものを探すのも楽しそうです。

ネックスピーカー(マイク付き)

こちらは製品名ではなくジャンルでの回答ですが、ネックスピーカーが挙げられていました。 耳を塞がず肩掛けで使用できるため、聴きながら周囲と会話できることや、耳が痛くなったり蒸れたりしないのが特徴です。 留意点としては、周囲への音漏れに気を付けなければいけないところでしょうか。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • 耳の物理的負担がなくなる
  • 安いものでも連続使用時間が長い印象があり、一日を通して使える

在宅勤務で長時間オンライン会議がある方には魅力的なアイテムですね。 ネックスピーカーの中にはサラウンド性能が強化されていたり、重低音に合わせて振動するなんてものもあって、どんな聴き心地なんだろうと気になりました。

MPM-1000UJ

引用:公式サイト 価格:7,800 円

一般的なマイクの種類にはダイナミックマイクとコンデンサーマイクがありますが、MPM-1000UJ は後者です。 ダイナミックマイクは耐久性に優れる上、ノイズをあまり拾わないことからカラオケやライブのような周りで音が鳴っていてハウリングが起きうるような場面で使われます。 対照的にコンデンサーマイクは幅広い周波数の音を拾えることができるためノイズは拾いやすいですが、静かな環境であれば高音質の録音が期待できます。リモートワークにはぴったりのパートナーかもしれませんね。

✔︎ 回答者のおすすめポイント

  • 価格に対して音質が良く感じられ満足度が高い
  • 過去発売された MPM-1000U との差異点としてクリーニングクロスが付属

できるだけ音質は求めたいけど音楽制作するほどは要らない、という方にはぴったりの製品ではないでしょうか? 回答者の方は Clojure 言語の国内コミュニティで Podcast を始める際に購入したらしいですが、現在は仕事でも常用しているようです。

番外編

XGIMI MoGo Pro

引用:公式サイト 価格:74,800 円

最後に番外編として筆者がおすすめするガジェット、MoGo Pro モバイルプロジェクターについて紹介します。

筆者は TV を見ないので家に置いていないのですが、友人が集まったときに大画面で Netflix を鑑賞したり、Switch でゲームができたらいいなと思い、去年の今頃に Amazon ブラックフライデーセールで MoGo Pro を購入しました。

✔︎ おすすめポイント

  • オートフォーカスと垂直方向の自動台形補正が非常に優秀で調整の必要がほぼなくなった
    • 水平方向の台形補正は手動で行う必要があるが、斜めに映す時は嬉しい場面も
  • ゲーム専用の投影モードがあり、ラグなくゲームがプレイできる
  • ケーブルレスで本体もコンパクトなので置く場所が自由(2~4 時間連続使用できる)
    • Android TV を内蔵していて単体でも Google Play ストアから動画配信サービスなどが楽しめる
  • 300ANSI ルーメンとモバイルプロジェクターとしては明るいので、多少の明かりは耐える
  • 本体内蔵のスピーカーの質が良いのでそのまま使える

友人で集まった時は「世界の車窓から」を見ながら鍋をつついて寛いでいました。部屋の電気はほとんど消していたので、プロジェクターの光を頼りに鍋を食べていたのですが、これが意外にエモかったです。

後継機である MoGo Pro+ では前述の水平方向の台形補正機能が自動でされたり、XGIMI の別の製品である Halo シリーズは MoGo より重量が 0.9kg から 1.6kg と増えますが、その分明るさと音質が最高クラスなのでおすすめです。

おわりに

皆さんの「お気に入りガジェット」を紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか? それでは次の記事でお会いましょう。

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