2022年6月24日開催の「タガヤス」第26回のイベントレポートです。
あいさつ
こんにちは!ビジネステクノロジー開発部の李と申します。業務では広告アカウント管理の社内ツールの開発を担当しております。
タガヤスとは
宮城を、耕す
をテーマに仙台・宮城、ひいては東北のITを盛り上げて行きたい!という志のもと集まった企業の団体です。
より良くなるように耕し、未来を見据えてタネをまき人と土壌を育てていきたい、自分自身も成長したいという想いの元「タガヤス」を設立しました。
コロナ禍によりオンラインで勉強会を開催しております。全国からのご参加お待ちしております。 tagayas.connpass.com
イベント内容
今回のタガヤスその26 では「関数型プログラミングって何だろう?」をテーマに弊社の水島と大橋が登壇しました。初学者向けのイベントなので、関数型プログラミングの実務経験がない筆者も参加しました。
関数型プログラミングや言語について語る:株式会社オプト 水島宏太
はじめに弊社水島(@kmizu)から関数型プログラミングの定義・分類・誤解について発表がありました。
関数型プログラミングに関しては正式な定義が無いという解説と共に、命令型・関数型の書き方の比較による関数型のメリット、関数型プログラミングのありがちな誤解を解く内容でした。 また、Haskell、Clojureのような関数型プログラミング言語「っぽい」ものだけではなく、JavaScriptやPythonなど通常は関数型言語に分類されない言語でも関数型のスタイルで書けるという発表の内容もあったので、そのようなプログラミング言語から関数型の実践をしてみるのも良いのではないかと思いました。 筆者のように関数型プログラミングの言語の経験が多くないエンジニアや、関数型言語を使ってはいるが、関数型プログラミングの特徴・メリットなどについて詳しくないエンジニアの方にも参考になる発表だと感じました。
詳細は以下資料をご覧ください。
JavaからScala、そしてClojureへ - 実務で活きる関数型プログラミング:株式会社オプト 大橋賢人
2つ目の発表では弊社大橋(@lagenorhynque)が関数型プログラミングの実用的なメリットというテーマで登壇しました。
こちらの発表では、Java, Scala, Clojureという3種類の言語で実践的な例での関数型のアプローチが解説されました。 特に「リストのデータをグルーピングしてフィルタリングする」という特定の問題をもとに、各言語の問題のアプローチ解説(命令型と関数型のアプローチの比較)が行われました。 筆者は関数型アプローチ解説から、関数型のシンプルさや、再利用性、不変性志向によるプログラム動作の予測が容易になるなど、関数型の魅力を十分感じることができました。
例題の解答例などの詳細は以下資料をご覧ください。
LT
続いて、LT枠で参加された松田さんから業務改善を目的としてDX化を推進している自治体について紹介していただきました。 石川県金沢市ではKintone(キントーン)という業務に合わせてシステムを簡単に作成できるサービスを市民に紹介することで、ローコードを利用して開発をする市民が増えているというお話をしていただきました。 また、ローコードでも関数型プログラミングの開発ができるという解説があったので、先ほど水島と大橋が登壇した関数型プログラミングの内容をもとにローコードで関数型プログラミングの開発を試してみるのもいいのではないかと思いました。
懇親会
勉強会後は、参加者と一緒に懇親会の時間となりました。 今回はオンラインでのイベントだったため、Gather.Townというメタバース基盤のWeb会議プラットフォームを利用して参加者と交流しました。 Gather.Town初利用の参加者向けに操作のレクチャーをしてGather.townの空間を楽しんでいただいたり、登壇内容や地方の食材のお話をしたり、設置されたゲームで遊んだりなど、メタバースの空間の中で色々楽しむことができました。
さいごに
次回のタガヤスは株式会社インフィニットループさんが担当される予定です。詳細は以下をご覧ください。
・開催日時:2022年8月26日(金) 19:00~20:30 ・テーマ:【タガヤス その27】わくわくUnity! ~CPUとGPUを酷使しよう~【仙台発信の定期勉強会】 ・場所:オンライン。Zoomのウェビナーによる配信です。
connpassおよびTwitter/Facebookでもタガヤスの情報が発信されていますので、是非チェックしてみてください。
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