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AWS re:Invent の非公式振り返りイベント「市ヶ谷Geek★Night #20 post:Invent」レポート

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AWS re:Invent の非公式振り返りイベント「市ヶ谷Geek★Night #20 post:Invent」のイベントレポートです。

あいさつ

こんにちは。オプトテクノロジーズの雨宮です。 ADPLAN というプロダクトで SRE をやってます。

今回は 市ヶ谷Geek★Night #20 post:Invent の様子をレポートします。

市ヶ谷Geek★Nightとは

オプトでは、エンジニア向けイベントとして、2015年4月から「市ヶ谷Geek★Night」を定期的に開催しています。 おもしろくてタメになるイベントを目指し、エンジニア中心に運用されているイベントです。

過去開催回はこちらになります。

ichigayageek.connpass.com

市ヶ谷Geek★Night #20 post:Invent

AWS re:Invent に参加された方や AWS Japan の方に登壇していただき、 re:Invent を振り返る非公式振り返りイベントです。 オプトテクノロジーズでは毎年開発合宿を行なっていて、その優勝チームは賞品として re:Invent に参加することができますが、 去年の優勝チームが re:Invent に参加してきたので、そのセッションや LT もありました。

開発合宿の様子はこちら

tech-magazine.opt.ne.jp

セッション

AWS Japan 八木様 「re:Invent 2018 Recap Digital Advertising (Japanese)」

デジタル広告と AI という切り口で、デジタル広告のパフォーマンスを改善するために使える AWS のサービスと事例について発表していただきました。

AWS機械学習系のサービスでは Amazon SageMakerAmazon Rekognition などあります。 これらのサービスを使って、広告やメディア、SNS でのトレンドなどから人間では抽出することが難しかったり不可能な情報を抽出、分析することで、 何が広告のパフォーマンスに影響しているかがよりわかるようになり、パフォーマンスを改善していけるという内容でした。 AWS の豊富なサービスによるパイプライン処理の強力さを感じました。

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www.slideshare.net

VOYAGE GROUP 鈴木様 「AD エンジニアが見た re:Invent 2018」

re:Invent 2018 で発表されたアップデートの中から、アド系で使えそうなものを 2 つ発表していただきました。

1 つめは Amazon Quantum Ledger Database (QLDB) で、暗号化、履歴保証、immutable などの特徴が広告運用の監査ログに向いているとのことでした。

2 つめは Amazon Timestream で、配信ログの収集、ニアリアルタイムのダッシュボードなどで使えそうということでした。

どちらもフルマネージドなサービスなのでインフラ部分を考慮しなくて済むのもよさそうです。

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speakerdeck.com

オプト 野口 「AWS re:Invent 2018 ワークショップ巡り」

ワークショップは AWS 初心者、英語が苦手な人にもおすすめということで、いろいろなワークショップに参加してよかった点、つらかった点、また re:Invent 以外での学びも発表していただきました。 ワークショップ参加者が全員もらえたという DeepRacer の実機も会場にあり、みんな興味を示していました。

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docs.google.com

LT

オプト 渋谷 「独断と偏見で選ぶre:Invent2018で刺さったセッションベスト3」

大規模並列処理、SRE、NoSQL と幅広いセッションから選ばれていて、ブレイクアウトセッションはレベル高めのものを選ぶとハズれにくく、新たな知見や刺激が得られるとのことでした。

qiita.com

オプト 勝島 「ワークショップで RoboMaker 入門した話」

AWS RoboMaker は re:Invent 2018 で発表された新サービスですね。 実機へデプロイして動かすには TurtleBot3 を購入する必要があるようですが、 ロボットアプリのビルド、シミュレーションは AWS 上でできるようです。 RoboMaker は AWS の他のサービスとも簡単に連携できるようで、ロボットで撮影した画像を kinesis に送って Amazon Rekognition で分析するといった使い方もできるとのことでアイデアが広がりそうですね。

まとめ

今回は AWS re:Invent 2018 の振り返り回でしたが、いろいろな視点での発表がありました。 今年もたくさんの新サービスやアップデートが発表されましたが、豊富なサービスとサービス間の連携によるパイプライン構築やオートメーションが AWS の強みの 1 つだなと改めて感じました。 個人的には AWS Security Hub, Firecracker, S3/DynamoDB 関連の新機能などが気になってます。。。

最後に登壇者ならびに参加者の皆様、ありがとうございました。

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今後も市ヶ谷Geek★Nightは開催予定ですので、是非ご参加下さい。


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