全国約100万人のエンジニアのみなさん、評価、されてますか〜?
また、推定全国約数万人のエンジニアリングマネージャーのみなさん、エンジニアメンバーの評価、してますか〜? 査定や評価の時期はやることが激増して大変ですよね?
弊社、株式会社オプトでは評価は半期ごとで、6月と12月が各現場マネージャーが評価をつける期間にあたります。そう、まさに今! Opt Technologies のエンジニアリングマネージャー達も、通常業務に加えて評価面談や半期の振り返りでいつも以上に忙しい日々を送っています。
そんな評価に向き合う12月、Opt Technologies がどんなやり方で評価しているのか、赤裸々に解説しちゃおうと思います! イェイ!
なお、この記事はOpt Technologies Advent Calendar 2018の4日目のエントリです。
昨日3日目 → SlackをTwitterのタイムラインライクに閲覧できるクライアントを作った - sisisinのブログ
明日5日目 → GKE でマネージド証明書を用いた https 通信を設定する - Qiita
本エントリは執筆時点の制度を反映するもので、その後制度が変わっていく可能性はあります。
また、マネジメント経験や査定の経験がない人にも、どういうことを考えてそうしているのかが伝わることを目標の一つにしています。(回りくどい説明になってたらごめんなさい、の意)
評価の大枠
まず、オプトは等級制でして、各等級と給与テーブルが結びついています。等級には定義があり、上位等級を満たすと会社に判断されれば等級が昇格し、給与テーブルによって基本給がアップしていく形です。割とよくある形かもしれませんね。
評価は等級に紐付きます。その等級の定義に照らして評価するわけですね。そして、評価項目は 能力評価 と 成果評価 に分かれています。
能力評価は等級定義に基づき、その人の能力がその等級にふさわしいか、もっと上なのか、物足りないのか、などを判定するものです。等級の昇降格に影響します。
成果評価は等級定義も参照しますが、評価対象期間の成果を評価するものです。これは半期の賞与額に影響します。成果は状況に引っ張られて出る・出ないこともあるので、能力とある程度切り離して評価できるようになっているわけですね。
全社評価制度を補完する Opt Technologies の制度
Opt Technologies のエンジニア達も、全社の評価制度に基づいて評価されます。ただし、全社の等級定義がある程度総合職を想定したものであるため、それを補完するものを用意しています。
エンジニア向け等級細目
全社の等級定義をエンジニア向けに再解釈したものです。細目というからには細かい定義なわけですが、 5つのカテゴリ に分類された、 18の項目 があります。
Opt Technologies のエンジニアやマネージャーは、18の項目のうちから5つ選択することを求められます。期初に選択した細目に応じた目標を立て、期末にそれの振り返りにより評価を受けるわけです。
エンジニアと一口に言っても、技術や担当領域が様々ですよね。多様なスキルセットやキャリアパスに対して評価や目標設計ができることをテーマに作成・運用されているのがエンジニア向け等級細目です。技術を追求したいとか、 OSSにコミットしたい とか、マネジメントもやってみたいとか、それぞれに対応する細目を設けているイメージですね。
実際の細目を公開することは一旦控えますが、それぞれのカテゴリを概説してみます。
個人業務
個人の開発業務を分解したものです。「開発」や「運用」といった項目があります。
個人スキルアップ
個人のスキルアップを分解したものです。「技術トレンド」といったものから「OSS」という項目もあります。
チーム業務
チームでの開発成果を達成するためのものです。チームに対する「技術貢献」や「リーダーシップ」「採用貢献」といった項目があります。
ビジネス
直接的なビジネス成果を目指すものです。「課題抽出」や「ドメイン知識」というプロセスに関わるものから、直接的なビジネスKPIを目標とする「ビジネス成果」といった項目があります。
マネジメント
エンジニア組織や開発チームに対するマネジメントに関するものです。「組織への施策」という組織に対するレバレッジを求めるものから、「メンバーへの奉仕」というサーバントリーダーシップを示すものなどがあります。
Opt Technologies 評価方法
実際の評価をどう決めるかを定めるために、Opt Technologies 評価方法というドキュメントを作成しています。
これは全社の評価制度である能力評価と成果評価の評価点を、それぞれどのような形で算出するかが記述されています。
これも詳細を公開することは控えさせていただきますが、能力評価は○○評価がXX%、△△評価はYY%という形で定められており、それぞれの評価項目は定性的であることが多いですが、それに従って評価していくと最終的な評価点が決まる、といったものになってます。
等級細目に対する評価はそれの大部分を占めます。等級細目に対する評価以外にも、例外的なものを一部盛り込めるようになっている評価項目や、ビジネス側からのフィードバックを元に評価するものなどにより構成されています。
等級細目が評価のコアになるものであることは間違いないですが、それに加えて Opt Technologies としては全体的な方針としてこういったものを評価するよ、といった意思が反映されたものになっています。
このドキュメントの意図としては、評価者に依存しすぎず全員がある程度同じ基準や手法で評価されることの公平性や、評価プロセスの透明性を担保し被評価者にとって何が評価されるのか把握しやすくすること、などが挙げられます。
等級細目や評価方法の運用
等級細目や評価方法は、だいたい半期に一度、希望者全員参加のオープンな話し合いの場がもたれ、その内容を吟味し、改善し続けています。
各項目の言い回しなど細かいものから、項目単位の追加や削除など大きな変更まで、議論を経て様々な改善が行われます。
評価方法の各評価項目の比率は、実際の評価値のシミュレーションをして変更したこともあります。
さいごに
このように Opt Technologies の評価は、全社の評価制度をベースにしながら、評価の透明性を担保し、各人の成長につながることを目的として、作られ運用されています。
Opt Technologies では評価制度を一緒に改善していけるエンジニアを、新卒・中途ともに大募集中です!
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